大山ケーブルカー 乗車記(2018/2)

訪問記・旅行記

定例月末更新です。今回はネット上での話題のビッグウェーブに乗ってみようということでこちら。

ケーブルカーも「鉄道」

ケーブルカーの記事は初なので説明から。鉄道の乗りつぶしを行うとなると、日本全国の鉄道を周る必要があるが、実はケーブルカーも「鋼索鉄道」という鉄道の一種である。乗りつぶしの対象は鉄道事業法による鉄道事業免許を受けているものだけだが、主に登山目的で作られている為普通鉄道の駅から乗り場が遠い等乗りに行くまでが面倒である。

大山ケーブルカーとは

大山ケーブルカーは丹沢山地の大山を登るケーブルカーで小田急グループの大山観光電鉄が運営する「大山鋼索線」という路線である。路線は大山ケーブルー阿夫利神社間0.76km。

伊勢原駅

スタートは小田急の伊勢原駅。ここからバスに乗りケーブルカー駅の手前まで行く。

駅前には大山阿夫利神社の鳥居がある。

バスは伊勢原駅北口のバス停4番線から出発。神奈川中央交通が担当。

観光案内所前

20分ほどで大山ケーブルのバス停に到着、歩き始めてすぐ左手に見えてくるのが観光案内所。

少し進んだところにハイキングコースと旅館の案内看板。実はここからケーブルカーの駅までが意外と長く、「こま参道」という参道を通って徒歩15分かかる。

こま参道

ハイキングコースの看板の脇を進むと参道っぽい階段が見えてくる。

大山には神社のほかお寺が有り、ケーブルカーには「大山寺」という途中駅がある。この両方へ向かう「こま参道」の名前は名物の大山こまから付けられている。

参道はきっちり舗装されているが、階段ー踊り場ー階段の繰り返しで、膝には良くない造り(笑)。

踊り場にはこまの絵が描かれたタイルが設置されている。こまの数に規則性があるようだが・・・?

15分弱歩いて視界が開けて橋まで来ると大山ケーブルの駅が見えてくる。

駅前にこま柄タイルの説明。どうやら下りる時に数えろということらしい。

大山ケーブル駅

大山ケーブル駅。こちらが麓側の駅で、かつては追分駅と称していた。

改札口。

きっぷ売り場。自動改札機や自動券売機はないが、きっぷ購入時に交通系ICカードで支払い可能。

ちなみに運賃は訪問時から値上げしており、時期により往復運賃が複数設定されているため乗車の際は事前に公式HPで要確認。

きっぷうりばの脇には小さな売店有り。

のりば

のりばは頭端式2面1線。ケーブルカーにはよくあるタイプ。

ホーム端から阿夫利神社方面を臨む。出発して早々にトンネルがある。

乗車

乗車。時間的に今から上る人は少なく先頭に陣取ることができた。

下車(阿夫利神社駅周辺)

終点で下車。実はケーブルカーの最終まであまり時間がなかったため、早々に神社へ向かう。

茶屋。山頂方面まで行ってきたであろう装備の人も見受けられる。店の方にはルーメソやもこみちOK牧場等謎ワードが並ぶ。

大山阿夫利神社(下社)

大山阿夫利神社(下社)。ケーブルカー駅から程近いところにあるのは下社で、左の「頂上登山口」の看板のところからさらに登っていくと山頂に本社がある。

訪問時は日が傾いていたが見晴らしはよく、天気が良ければ房総半島まで見えるという。

最初の階段を上から。ケーブルカー駅へ戻る。

阿夫利神社駅周辺案内地図。茶屋の前にある。

阿夫利神社駅

阿夫利神社駅。大山ケーブル駅よりもコンパクト。

駅前の通路から大山ケーブル駅方面を臨む。

流石に帰りは人が多かった。

きっぷうりば。

阿夫利神社下社からの夜景。綺麗だが、ケーブルカーは通常期休日でも17時が終電である。

終端部。

帰りの車両。現在の車両は2両とも2015年就役。設備もその際に大規模更新が行われている。混んでいたので車内の写真はない。

この後来た道を戻って帰路についた。

大山ケーブルバス停

最後に、行きでは省略した大山ケーブルのバス停を紹介。

乗降スペースは2台分ほど。

バス停のすぐそばに「インフォメーションセンター」を名乗る建物があるが、実際は公衆トイレである。

まとめ

バス停からケーブルカー駅の距離が若干ネックだが、観光と思えば苦ではないだろう。

伊勢原であれば都心から程近く混雑もそこそこなので、小旅行として訪れてみてはいかがだろうか。

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