定例月末更新。今回はWEST EXPRESS 銀河第二弾。
WEST EXPRESS銀河とは
WEST EXPRESS 銀河(ウエストエクスプレスぎんが)はJR西日本が運行している特急列車で、「気軽に鉄道の旅を楽しめる列車」としている。より深い説明は公式サイト参照。
今度は上り
7月の記事で下りに乗った話を紹介したが、当然逆にも乗ってみたくなるわけで。逆方向かつ違う席種の空席を探したらあっさり見つかったので、前回からわずか4日後にまた乗ることとなった。
往路はちょうどANAのトクたびマイルに米子があったので、飛行機~バス~JRで出雲市まで移動。
出雲市(16:09発)~出発
出雲市の改札にある発車標。銀河の「河」の右上に★があるのがこだわりらしい。
16:09発だが、16:05頃入線するため結構ギリギリに来る。
5号車「クシェット」
今回の席は5号車「クシェット」。4人1ブロックの横になれる席で、ブルートレインと呼ばれていた寝台客車の開放B寝台を思い出させるような設備である。
座席周り
今回の席は下段。開放B寝台よりも座面が低い。
こちらは上段。上段は窓にかかる部分にすりガラスのようなカバーがあり、ほぼ景色は見えない。
寝台ではないので座席番号がA~Dのアルファベットで割り振られている。A・B席が下段、C・D席が上段。
備品。クシェットは普通席で寝台ではないが、簡単な毛布とカバーがある。
照明・コンセント。照明はつまみの回し具合で調光可。つまみが星型になっている。
ポケット。小物入れらしい。
車内
通路
通路。
車椅子席
5号車のデッキ寄りには車椅子席があり、介助者も含めた2人用の区画となっている。
トイレ・洗面台等
水周りは前回も紹介しているが、5号車は車椅子対応でスペースが広く取られている。
安来(17:08着/17:34発)
上り最初の長時間停車は安来。下りでは安来節・どじょうすくい踊りの披露があったが上りはなく、主に駅売店でのお土産購入を勧めてくる。
駅舎は大きな屋根が目に付くが、内部も迫力ある造り。
券売機2台で自動改札はないもののICエリア内。発車標はモニターなので、銀河であっても出雲市のLEDのような芸はない。
安来は真ん中の乗り場に停車するので駅舎側から編成全体の写真を撮ることが可能である。ただ、日当たりの関係上綺麗に写るのは最後尾からの姿となる。
長時間停車のお約束で特急の通過待ちも兼ねている。
安来~根雨
安来を出ると米子に停まり伯備線へ。途中行き違いが何度かありながら山間を進んでゆく。
根雨(18:25着/18:57発)
2回目の長時間停車は根雨。鳥取県日野郡日野町の中心駅で、駅の正面に町役場がある。
こちらもおもてなしは主に特産品販売、また、町内で撮られた鉄道写真のプレゼントサービスを駅窓口で行っている。窓口の営業時間は17:45までであり、銀河の運行日は営業終了後もこのサービスの為に一時的に開けているようである。
駅舎。
町役場。駅から道路に出た目の前にある。
星が良く見えるのが町のアピールポイントらしい。特産品はしいたけ。
町ゆかりの著名人関係の石碑看板もある。
ウェルカムボードやスマートフォンゲーム「駅メモ ステーションメモリーズ」のキャラクター「根雨つむぎ」の旗やパネルがある。根雨つむぎは日野町から公式に観光大使に任命されており、パネルも連名。
銀河が停まるホームにはチョークアートが描かれている。
根雨も退避可能駅で特急の通過待ち等があり、通過列車の写真を撮ることが可能だが、光線は時間的に結構厳しいかもしれない。
ホームには多数の横断幕とのぼり旗。
夕食「銀河一番星弁当」
根雨を出ると次の長時間停車は備中高梁、ただ日が落ちて景色は見えないので弁当の紹介。
銀河一番星弁当は松江の老舗仕出し・弁当店「一文字家」の駅弁で名前と掛け紙の通り銀河をモチーフとしている。
銀河一番星弁当はJR西日本「tabiwa」から1週間前までに予約すると、松江駅停車中に受け取ることが可能。今回は予約期限に間に合わなかったが、弁当自体は松江駅の一文字家売店で売られているため、出発駅の出雲市に向かう途中に松江駅で購入した。
中身は9ブロックに分かれている。説明によると一文字家のいろいろな名物駅弁からピックアップした「オールスター弁当」とのこと。
備中高梁(21:25着/22:00発)
備中高梁でも特産品の紹介・販売等のほか、男はつらいよゆかりの地ということで寅さんに扮した方と記念撮影が可能。主なお土産は蔦屋・スタバと融合した高梁市図書館で売られており、その他出店と言う形で何店か店が出ている。また、備中高梁でも「夜食」として事前予約により受け取り可能な弁当がある。
後で知ったことだが、記念撮影の寅さんに扮した方は市長らしい。
備中高梁ではもう一つビッグイベントがあり、サンライズ出雲の待ち合わせがある為とWEST EXPRESS 銀河が同一ホームで並ぶ。
ただ、この駅は屋根のある部分にしか照明がないため、銀河ですら先頭部はこの暗さ。静止画での撮影は厳しいものがある。
京都(6:43着)
列車は時刻どおり京都に到着。降りる前にフリースペースに寄り、日付パネルと合わせてフリースペースを改めて撮影。
今回も無事に銀河の旅が終了。京都からは新幹線で帰宅。
まとめ
今回はクシェットの座席周りと上りルートの流れを中心に紹介した。クシェットは前回のリクライニングシートと同額なので、興味があれば是非乗ってみてほしい。
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